集団レイプ被害者242人に、コンゴ民主共和国
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【9月7日 AFP】米国の医療慈善団体は2日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部の北キブ(Nord-Kivu)州で7月30日から8月3日の間に、少なくとも242人の女性が反政府勢力による集団レイプ被害を受けたと明らかにした。
「International Medical Corps(国際平和部隊)」のコンゴ人医師は同日、同州ワリカレ(Walikale)でAFPの取材に対し、これまでに242人の女性が医療施設に運ばれたと話した。同団体によると、レイプの大半は同州ルブンギ(Luvungi)村とその周辺の村で発生した。同国東部を活動拠点にしているフツ人反政府勢力、ルワンダ解放民主軍(Democratic Forces for the Liberation of Rwanda、FDLR)と地元民兵組織の犯行だという。
国連(UN)は前月23日、北キブ州でFDLRと民兵組織マイマイ(Mai-Mai)によって少なくとも179人が集団レイプの被害を受けたと発表した。FDLRは関与を否定している。
一方でワリカレの当局者は、被害者数を約390人としている。
国連の武力紛争下の性的暴力撤廃に関する事務総長特別代表、マルゴット・バルストロム(Margot Wallstroem)氏は前月31日、レイプ犯は戦争犯罪で訴追されると警告している。(c)AFP