【9月6日 AFP】アフガニスタンで消息を絶ち、4日に5か月ぶりに現地の日本大使館に保護されたフリージャーナリストの常岡浩介(Kosuke Tsuneoka)さん(41)は6日までに、自分を拉致した犯人グループは旧支配勢力のタリバン(Taliban)ではなく「現地の腐敗した軍閥集団」だと、マイクロブログ「ツイッター(Twitter)」で明かした。

 常岡さんは自身のツイッターアカウント@shamilshに、「犯人はタリバンではありません」「現地の腐敗した軍閥集団です。彼らはタリバンになりすまして日本政府をゆすっていました」と書き込み。口封じのために殺害されることを覚悟していたと語った。

 常岡さんは5日、ドバイ(Dubai)経由で帰国の途に就いた。

 これまでの報道では、常岡さんを拉致したグループは拘束されたタリバン戦闘員の釈放を要求しているとされ、またタリバンも犯行を主張しアフガニスタン政府に対し身代金を要求。国内メディアは、常岡さん解放のため数十万ドル相当の身代金支払い交渉が続いていると報じていた。

 これについて、仙谷由人(Yoshito Sengoku)官房長官は6日、「日本政府や被害者の家族が犯人側に身代金を払った事実はない」と身代金の支払いを否定した。(c)AFP

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