【9月2日 AFP】パキスタン東部ラホール(Lahore)で1日、イスラム教シーア派(Shiite)の宗教行事の最中に3件の自爆攻撃があり、地元警察などによると少なくとも25人が死亡、180人が負傷した。

 同国では現在ラマダン(断食月)だが、数千人が集まって日没の礼拝が行われている最中に自爆攻撃が立て続けに発生した。現場では、警備態勢の甘さに怒った群衆が近くの警察署に放火しようとし、警官隊が催涙弾で応酬する騒ぎに発展した。

 前月に国土の5分の1が水没するという同国史上最悪の洪水に見舞われて以来、初めての本格的な攻撃となる。犯行声明は出ていない。(c)AFP/Waqar Hussain