【8月16日 AFP】アフガニスタン駐留米軍のデービッド・ペトレアス(David Petraeus)司令官は15日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者がアフガニスタンとパキスタン国境地帯の山岳地帯の「奥深くに潜伏」しているとの見方を示すとともに、「象徴的人物」である同容疑者の拘束は現在も重要な任務だと述べた。

 アフガニスタンに展開する米軍と北大西洋条約機構(NATO)部隊を指揮するペトレアス司令官は、米NBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」でビンラディン容疑者の所在を聞かれ、「誰も居場所は知らないと思う」と答えた上で、前年12月25日の米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件に対する「メッセージを(ビンラディン容疑者が)発表するのに4週間かかった事実から、山岳地帯のとても奥地に潜伏している可能性がある」との見方を示した。

 また、ビンラディン容疑者の居場所の特定は非常に困難だが、同容疑者は「今も象徴的人物であり、拘束あるいは殺害することが、反テロ作戦に携わっている世界中の人びとにとって非常に重要な任務だ」と述べた。(c)AFP

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