外国人眼科医の一団を射殺、タリバンが犯行声明 アフガニスタン北部
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【8月7日 AFP】アフガニスタン北部バダフシャン(Badakhshan)州の森林地帯で6日、多数の銃弾を撃ち込まれた外国人眼科医の一団の遺体が発見された。同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)は7日、同地域で「キリスト教宣教師たち」を殺害したと発表した。
殺害された医師らが所属するキリスト教系支援団体「International Assistance Mission(IAM)」はウェブサイトに、外国人とアフガニスタン人合わせて10人がバダフシャン州で殺害されたとの連絡を受けたが、現時点で詳細は不明だと掲載した。IAMは本拠を置くカブール(Kabul)に加え、ヘラート(Herat)、マザル(Mazar)、カンダハル(Kandahar)で眼科医院を運営している。
同会の代表者によると、殺害された医師の内訳は米国人男性が5人、米国、独、英国の女性が3人。
■タリバンが犯行声明
タリバンのザビフラー・ムジャヒド(Zabihullah Mujahed)報道官は「6日の午前8時(日本時間同日午後0時30分)ごろ、警備隊が外国人と遭遇した。キリスト教宣教師たちであり、全員殺害した」と述べた。医師らはペルシャ語の聖書、衛星測位装置、地図などを所持していたという。
バダフシャン州の警察幹部によると、医師らと行動を共にしていたなかで唯一殺害を免れたアフガニスタン人は、外国人眼科医8人とアフガニスタン人2人の一団は数日前からバダフシャン州から隣接するヌリスタン(Nuristan)州に向かって森林地帯を野営しながら移動していたが、武装グループに拘束され、森の中で一列に並ばせられて射殺されたと証言している。現金や持ち物はすべて盗まれたという。
このアフガニスタン人がイスラム教の聖典コーランの一節を唱えたところ、武装グループにイスラム教徒であると認められてヌリスタン州で解放されたという。また、地元住民たちは森林地帯は危険だから立ち入らないよう医師らに忠告したが、「自分たちは医師だから大丈夫だ」と言って出発したと説明している。(c)AFP/Sardar Ahmad
殺害された医師らが所属するキリスト教系支援団体「International Assistance Mission(IAM)」はウェブサイトに、外国人とアフガニスタン人合わせて10人がバダフシャン州で殺害されたとの連絡を受けたが、現時点で詳細は不明だと掲載した。IAMは本拠を置くカブール(Kabul)に加え、ヘラート(Herat)、マザル(Mazar)、カンダハル(Kandahar)で眼科医院を運営している。
同会の代表者によると、殺害された医師の内訳は米国人男性が5人、米国、独、英国の女性が3人。
■タリバンが犯行声明
タリバンのザビフラー・ムジャヒド(Zabihullah Mujahed)報道官は「6日の午前8時(日本時間同日午後0時30分)ごろ、警備隊が外国人と遭遇した。キリスト教宣教師たちであり、全員殺害した」と述べた。医師らはペルシャ語の聖書、衛星測位装置、地図などを所持していたという。
バダフシャン州の警察幹部によると、医師らと行動を共にしていたなかで唯一殺害を免れたアフガニスタン人は、外国人眼科医8人とアフガニスタン人2人の一団は数日前からバダフシャン州から隣接するヌリスタン(Nuristan)州に向かって森林地帯を野営しながら移動していたが、武装グループに拘束され、森の中で一列に並ばせられて射殺されたと証言している。現金や持ち物はすべて盗まれたという。
このアフガニスタン人がイスラム教の聖典コーランの一節を唱えたところ、武装グループにイスラム教徒であると認められてヌリスタン州で解放されたという。また、地元住民たちは森林地帯は危険だから立ち入らないよう医師らに忠告したが、「自分たちは医師だから大丈夫だ」と言って出発したと説明している。(c)AFP/Sardar Ahmad