【7月24日 AFP】3月の韓国の哨戒艦沈没をめぐり緊張の高まる中、北朝鮮の国防委員会(National Defence CommissionNDC)は24日、25日から予定される米韓合同軍事演習に「強力な核抑止力」で対抗すると警告した。北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)が伝えた。

 米国と韓国は25日から洋上で合同軍事演習を行う計画を発表し、北朝鮮の挑発行為を抑止する狙いがあると説明していた。

 これに対し、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が委員長を務める国防委員会は声明で、北朝鮮は「報復聖戦」を行う準備があると警告し、米韓合同演習について「(北朝鮮の)軍事的圧殺を狙った露骨な挑発行為だ」と批判。「史上最大規模の核戦争演習騒動」に対して「核抑止力によって堂々と対抗していく」と主張した。(c)AFP/Park Chan-Kyong

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