ガザ支援船、第2陣も通信途絶 イスラエル軍の妨害か
このニュースをシェア
【6月5日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ向かっていた支援船の第2陣が5日未明、イスラエル軍によってガザ地区への到着を妨害されたもようだ。ガザ地区で支援物資の到着を待ち受けていた支援団体がAFPに語った。
アイルランドの支援船「レイチェル・コリー(MV Rachel Corrie)」と連絡をとっていたガザ側の支援団体の広報担当者、Amjad al-Shawa氏は、「レイチェル・コリー号はガザ沖35マイル(約56キロ)の距離で妨害を受けた」と語った。
「イスラエルの船舶数隻が、ガザ沖30~35マイル(48~56キロ)付近で(支援船を)包囲し、ガザ地区への到着を阻止した」(Amjad al-Shawa氏)
al-Shawa氏によると、イスラエル船は支援船を「(イスラエル南部の港)アシュドッド(Ashdod)か、あるいは別の場所に向かわせようとした」という。同氏は現在もレイチェル・コリー号との連絡に努めているが、同船との通信は「完全に遮断された」と述べた。
また、レイチェル・コリー号広報担当者のマーティン・キグリー(Martin Quigley)氏は、イスラエル軍による妨害については「確認できていない」とした上で、レイチェル・コリー号とは「連絡が取れていない」と語った。
キグリー氏は、「イスラエル船を見かけたらすぐに連絡をしてもらうことになっていた」と述べ、現在は衛星電話でも通話ができないと語った。「受話器が外れているようだ」という。
一方、イスラエル軍はレイチェル・コリー号の拿捕を否定しており、AFPに対し「そういった情報は確認していない」と述べた。
ガザ地区への支援物資を載せたレイチェル・コリー号にはデニス・ハリデー(Denis Halliday)元国連事務次長補や、ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア(Mairead Maguire)氏など、15人が乗船している。(c)AFP
アイルランドの支援船「レイチェル・コリー(MV Rachel Corrie)」と連絡をとっていたガザ側の支援団体の広報担当者、Amjad al-Shawa氏は、「レイチェル・コリー号はガザ沖35マイル(約56キロ)の距離で妨害を受けた」と語った。
「イスラエルの船舶数隻が、ガザ沖30~35マイル(48~56キロ)付近で(支援船を)包囲し、ガザ地区への到着を阻止した」(Amjad al-Shawa氏)
al-Shawa氏によると、イスラエル船は支援船を「(イスラエル南部の港)アシュドッド(Ashdod)か、あるいは別の場所に向かわせようとした」という。同氏は現在もレイチェル・コリー号との連絡に努めているが、同船との通信は「完全に遮断された」と述べた。
また、レイチェル・コリー号広報担当者のマーティン・キグリー(Martin Quigley)氏は、イスラエル軍による妨害については「確認できていない」とした上で、レイチェル・コリー号とは「連絡が取れていない」と語った。
キグリー氏は、「イスラエル船を見かけたらすぐに連絡をしてもらうことになっていた」と述べ、現在は衛星電話でも通話ができないと語った。「受話器が外れているようだ」という。
一方、イスラエル軍はレイチェル・コリー号の拿捕を否定しており、AFPに対し「そういった情報は確認していない」と述べた。
ガザ地区への支援物資を載せたレイチェル・コリー号にはデニス・ハリデー(Denis Halliday)元国連事務次長補や、ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア(Mairead Maguire)氏など、15人が乗船している。(c)AFP