【5月29日 AFP】パキスタンのラホール(Lahore)で28日、武装グループがイスラム教の少数派アフマディア(Ahmadi)派のモスク2か所を襲撃し、信者ら80人が死亡した。

 武装グループは、自爆用のベストを着用し、銃を乱射しながらモスク内に突入。手りゅう弾を投げ、モスク内で人質をとった。

 アフマディア派は、パキスタン政府がイスラム教の一派として認めていない宗派で、信者は推計200万人。これまでにもたびたびイスラム教スンニ(Sunni)派の過激派による襲撃を受けてきた。今回の襲撃はこれまでで最大規模。

 ラホールでは、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関連した襲撃事件が増えている。(c)AFP/Arif Ali