哨戒艦沈没の原因は魚雷か、韓国国防相
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【4月3日 AFP】(一部更新)韓国の金泰栄(キム・テヨン、Kim Tae-Young)国防相は2日、韓国国会での質疑で、26日夜に黄海(Yellow Sea)で韓国海軍の哨戒艦「天安(Cheonan)」(1200トン級)が爆発・沈没した原因は魚雷だったかもしれないと答弁した。
金国防相は「魚雷あるいは機雷が関係した可能性があるが、魚雷の方が機雷より現実的だろう」と述べたが、沈没した哨戒艦のソナー員は接近する魚雷を感知していなかったとも述べ、原因の調査結果が出るまでは忍耐が必要だと述べた。
金国防相は魚雷の方が現実的だという根拠や、誰が魚雷を発射したかという点については言及しなかった。韓国政府は警戒するよう軍に命じているが、沈没に北朝鮮が関与した証拠は示していない。
■難航する捜索活動、捜索中の漁船が沈没して死者も
沈没からすでに1週間が過ぎたが、事故直後に58人が救助された後は生存者は見つかっておらず、依然として46人が行方不明になっている。高波と強い海流のため2日間中断されていた沈没した船体付近の捜索活動は2日に再開されたばかりだが、海軍は3日朝、高波のためダイバーによる捜索を中止した。
また韓国の海上警察は3日、9人が乗り込んで捜索活動に参加していた漁船が2日夜、カンボジア船籍の貨物船に衝突されて救難信号を発信した後に沈没し、1人が死亡、8人が行方不明になっていると発表した。(c)AFP
金国防相は「魚雷あるいは機雷が関係した可能性があるが、魚雷の方が機雷より現実的だろう」と述べたが、沈没した哨戒艦のソナー員は接近する魚雷を感知していなかったとも述べ、原因の調査結果が出るまでは忍耐が必要だと述べた。
金国防相は魚雷の方が現実的だという根拠や、誰が魚雷を発射したかという点については言及しなかった。韓国政府は警戒するよう軍に命じているが、沈没に北朝鮮が関与した証拠は示していない。
■難航する捜索活動、捜索中の漁船が沈没して死者も
沈没からすでに1週間が過ぎたが、事故直後に58人が救助された後は生存者は見つかっておらず、依然として46人が行方不明になっている。高波と強い海流のため2日間中断されていた沈没した船体付近の捜索活動は2日に再開されたばかりだが、海軍は3日朝、高波のためダイバーによる捜索を中止した。
また韓国の海上警察は3日、9人が乗り込んで捜索活動に参加していた漁船が2日夜、カンボジア船籍の貨物船に衝突されて救難信号を発信した後に沈没し、1人が死亡、8人が行方不明になっていると発表した。(c)AFP