【4月1日 AFP】モスクワで39人が死亡した地下鉄連続自爆攻撃について、イスラム系組織「カフカス首長国(Caucasus Emirate)」のドク・ウマロフ(Doku Umarov)司令官が犯行を認め、更なる攻撃の可能性を示唆するビデオ声明を公表した。複数のインターネットサイトが前月31日伝えた。

 犯行声明は今回の攻撃について、ロシアの侵略者が2月11日、最も貧しいチェチェン(Chechnya)とイングーシ(Ingushetia)の住民を大量に殺りくしたことに対する報復だとしている。

 同司令官が「アブ・ウスマン(Abu Usman)」を名乗って率いる武装勢力は前月、「聖戦」を宣言し、全国で攻撃を展開するとしていた。

 一方、前月31日に同国南部・北カフカス地方のダゲスタン(Dagestan)共和国で連続して2件の自爆攻撃があり、警察官ら12人が死亡した自爆攻撃について、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は、モスクワの爆破攻撃と関連している可能性があるとしている。(c)AFP/Anna Smolchenko and Stuart Williams