【3月25日 AFP】サウジアラビア内務省は24日、国内の石油施設などへの攻撃を企てていたとして、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力のメンバー113人の身柄を拘束したと発表した。拘束の日時や場所については明らかにしていない。

 拘束されたのはそれぞれ101人、6人、6人で構成された3集団。101人の集団はサウジ人47人、イエメン人51人のほか、ソマリア人、バングラデシュ人、エリトリア人がそれぞれ1人ずつだった。残る12人はサウジ人11人とイエメン人1人。

 101人の集団は、前年10月に女性にふんしたアルカイダメンバーと見られる男2人が爆発物を持って入国しようとしたことをきっかけに開始された捜査の結果発見された。この集団のうち2人は自爆攻撃の準備をしていたとされ、残りのメンバーは経済、治安関連施設を標的にしていたとされる。

 残り2集団は石油施設を標的にしていた。両集団とも「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian PeninsulaAQAP)」と関連があるとみられるが、互いの存在については認知せずに活動していた。

 サウジ資本の衛星テレビ、アルアラビーヤ(Al-Arabiya)は押収された自動小銃の映像などを流し、同国東部の石油施設への攻撃が切迫していたと伝えた。(c)AFP