【3月11日 AFP】パキスタン北西辺境州(North West Frontier Province)マンセラ(Mansehra)地区で10日、武装集団が米国を拠点に活動する非政府組織(NGO)ワールド・ビジョン(World Vision)の事務所を襲撃、女性2人を含むパキスタン人職員6人が死亡、7人が負傷した。

 同州はタリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力が活動する地域で、襲撃はイスラム系武装勢力の犯行とみられている。

 15人ほどの武装集団がピックアップ・トラックで乗り付け、銃や手投げ弾で職員を攻撃した。

 ワールド・ビジョンは襲撃について、「残忍で常識を欠いた行為」として強く非難し、無期限でパキスタンでの活動を停止した。同国には約300人の職員がいるという。(c)AFP/Lehaz Ali