パキスタン当局、アルカイダメンバー拘束 米国人広報役との報道も
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【3月8日 AFP】パキスタン治安当局は7日、同国最大の都市カラチ(Karachi)で国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーとみられる男を拘束したと発表した。
この男については当初、米国が国家反逆罪などで起訴している米国人アルカイダメンバーのアダム・ガダーン(Adam Gadahn)被告(31)であるとの報道が流れた。だが、複数のパキスタン当局関係者は、逮捕された男はガダーン被告ではなく、アブヤヒヤ・リビ(Abu Yahia al-Libi)容疑者だと説明している。
アルカイダの広報役を務めるガダーン被告は、国家反逆罪およびアルカイダに物資を提供した罪でカリフォルニア(California)で起訴されており、米連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation、FBI)が100万ドル(約9000万円)の懸賞金をかけて行方を追っている。FBIは、ガダーン被告は「アメリカ人アッザム(Azzam the American)」など複数の偽名を持ち、物資や隠れ家を提供するなどしてアルカイダの数々のテロ行為を支援してきたとにらんでいる。(c)AFP