【1月24日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の音声声明が24日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)で放送され、その中でビンラディン容疑者は、前年12月25日の米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件への関与を認め、さらに、米国を標的とした新たな攻撃を行うと警告した。

 ビンラディン容疑者は、前年12月25日の爆破未遂事件のウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)被告について触れ、「英雄ウマル・ファルークの乗った航空機を通じて送ったメッセージは、(9.11米同時多発テロを指す)『11』の英雄たちが以前に届けたメッセージに、念を押すためのものだ。そのメッセージとは、パレスチナの安全が実現しない限り、米国の安全を夢見るべきではない、ということだ」と述べた。

 音声声明の信ぴょう性は今のところ確認されていないが、アルジャジーラは、ビンラディン容疑者の声に間違いないと伝えている。(c)AFP