【1月11日 AFP】アフガニスタンで9日、米軍の従軍取材をしていた英国人記者が、仕掛け爆弾攻撃に巻き込まれて死亡した。英国防省が10日、明らかにした。2001年以降、アフガニスタンで英国の報道関係者が犠牲となったのは、初めて。

 死亡したのは英大衆日曜紙サンデー・ミラー(Sunday Mirror)のルパート・ヘイマー(Rupert Hamer)記者(39)。アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州ナワ(Nawa)地区を巡回していた米海兵隊に同行中、道路脇に仕掛けられた爆弾の爆発で死亡したこのほか、爆発で米海兵隊員1人が死亡した。

 同紙のカメラマン、フィリップ・コバーン(Philip Coburn)記者(43)も重傷を負ったが、容態は安定しているという。

 アフガニスタンでは前月30日にも、南部カンダハル(Kandahar)州でカナダ軍の装甲車に同乗していたカナダ紙カルガリー・ヘラルド(Calgary Herald)のミシェル・ラング(Michelle Lang)記者(30)が、爆弾攻撃で死亡している。

 報道機関や記者を支援する非営利国際団体International News Safety InstituteINSI)の調べによると、2009年にアフガニスタンで死亡した報道関係者は、ラング記者を含めて3人。(c)AFP/Katherine Haddon