【1月9日 AFP】パキスタン南部の港湾都市カラチ(Karachi)で8日、イスラム教武装勢力の隠れ家が爆発し、戦闘員とみられる8人が死亡した。現場から銃や手りゅう弾、自爆用のベストなどが回収された。

 警察は、武装勢力はレーマン・マリク(Rehman Malik)内相が出廷する予定だったカラチの裁判所を襲撃する計画だったとみている。同日、15年前の職権乱用事件の審理のため裁判所に姿を現したマリク内相は、「治安上の脅威」があるとの情報を受けていたと述べた。

 パキスタン政府はアフガニスタンでイスラム武装勢力タリバン(Taliban)と戦っている米国に協力しているが、国内ではこれに反対する勢力による攻撃が相次ぎ、2007年7月以降、2900人以上が死亡している。(c)AFP/Hasan Mansoor