ムハンマド風刺画の作者宅襲撃事件、「もう少しで殺されるところだった」
このニュースをシェア
【1月3日 AFP】デンマークで1日夜、イスラム教の預言者ムハンマド(Mohammed)を題材にした風刺画を描いた漫画家、クルト・ヴェスタゴー(Kurt Westergaard)氏の自宅にソマリア人の男がおのを持って押し入った事件で、ヴェスタゴー氏は2日、「もう少しで殺されるところだった」と事件当時の状況を語った。
男が入口のドアをおので壊して家に入ってきたため、ヴェスタゴー氏は(室内に設けられた緊急避難用の)パニックルームに隠れた。男はパニックルームのドア1枚を隔てて、下手なデンマーク語で「復讐」「血」などと叫んでいたという。
「男が侵入した後、私はその部屋に隠れた。彼を止めるのは不可能だったので警察に通報した」。同氏はデンマーク紙ユランズ・ポステン(Jyllands-Posten)の電子版にこう語った。「恐ろしかった。自分の身を守ることはできたが、本当に危ないところだった」
押し入った男は通報で駆けつけた警察官に逮捕された。デンマークの情報機関PETによると、男はソマリア国籍で、ソマリア反政府勢力シェバブ(Shebab)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも関係があるとみられている。
ヴェスタゴー氏が描いた爆弾に模したターバンを巻いたムハンマドの風刺画が2005年に国内紙に掲載されて以来、同氏は殺害するとの脅迫を数回にわたって受けていた。(c)AFP
男が入口のドアをおので壊して家に入ってきたため、ヴェスタゴー氏は(室内に設けられた緊急避難用の)パニックルームに隠れた。男はパニックルームのドア1枚を隔てて、下手なデンマーク語で「復讐」「血」などと叫んでいたという。
「男が侵入した後、私はその部屋に隠れた。彼を止めるのは不可能だったので警察に通報した」。同氏はデンマーク紙ユランズ・ポステン(Jyllands-Posten)の電子版にこう語った。「恐ろしかった。自分の身を守ることはできたが、本当に危ないところだった」
押し入った男は通報で駆けつけた警察官に逮捕された。デンマークの情報機関PETによると、男はソマリア国籍で、ソマリア反政府勢力シェバブ(Shebab)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも関係があるとみられている。
ヴェスタゴー氏が描いた爆弾に模したターバンを巻いたムハンマドの風刺画が2005年に国内紙に掲載されて以来、同氏は殺害するとの脅迫を数回にわたって受けていた。(c)AFP