【12月31日 AFP】在インドネシア米大使館は31日、国際的なリゾート地として知られる同国バリ(Bali)島で大みそかから元旦にかけての夜間に、テロ攻撃が発生する可能性があると発表した。

 テロ攻撃発生の兆候があるという連絡を、バリ州のマンク・パスティカ (Mangku Pastika)知事から受けたことを、米大使館はウェブサイトで明らかにした。

 大使館によると、現在、バリ観光協会(Bali Tourism Board)が知事の警告を各方面に通達しており、パニックにならないよう注意を促しながらも、最大限の警戒を呼び掛けている。ただし、同大使館は通常推奨している警戒レベルは変更していない。
 
 警察は米国で訓練を受けたテロ対策部隊を含む7000人の治安要員を、バリ島各地のバーやナイトクラブなどに配備したと発表した。

 2002年にはバリ島のディスコで、オーストラリア人観光客88人を含む202人が死亡する爆弾テロ事件があった。(c)AFP