2009年に殺害された報道関係者は113人、国際ジャーナリスト連盟
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【12月31日 AFP】国際ジャーナリスト連盟(International Federation of Journalists、IFJ)は31日、2009年に殺害された報道関係者は過去最悪の113人に上ったと発表し、各国政府に記者やカメラマンへの安全対策強化を求めた。
取材中のジャーナリストにとって最も危険な国として、IFJは、過去数か月の間に殺人事件が続発しているフィリピン、メキシコ、ソマリアを挙げた。これらの国々について、ジム・ブーメラ(Jim Boumelha)会長は、「11月にフィリピンであったジャーナリスト31人や報道関係者らの大量殺人、メキシコやソマリアで新たに起きた報道関係者らに対する暴力が、報道関係者らにとって、今年のもっとも悲惨な流血事件となった」と、危ぐを示した。
取材中の事故で死亡した24人も含めた2009年の報道関係者の死者数は137人だった。3年前に国連の安全保障理事会(UN Security Council)が、報道関係者の安全強化を訴えたにもかかわらず、犠牲者の数は前年の109人から増加している。
国別による死者数は、最高がフィリピンの38人。以下、メキシコで13人、ソマリア9人、パキスタン7人、ロシア6人と続いた。一方、長年、ジャーナリストにとって最も危険とされてきたイラクでの死者数は、前年の16人から大きく減少して5人となった。
IFJは、ベルギーのブリュッセル(Brussels)に本拠を置くジャーナリスト労組の連合組織。(c)AFP
取材中のジャーナリストにとって最も危険な国として、IFJは、過去数か月の間に殺人事件が続発しているフィリピン、メキシコ、ソマリアを挙げた。これらの国々について、ジム・ブーメラ(Jim Boumelha)会長は、「11月にフィリピンであったジャーナリスト31人や報道関係者らの大量殺人、メキシコやソマリアで新たに起きた報道関係者らに対する暴力が、報道関係者らにとって、今年のもっとも悲惨な流血事件となった」と、危ぐを示した。
取材中の事故で死亡した24人も含めた2009年の報道関係者の死者数は137人だった。3年前に国連の安全保障理事会(UN Security Council)が、報道関係者の安全強化を訴えたにもかかわらず、犠牲者の数は前年の109人から増加している。
国別による死者数は、最高がフィリピンの38人。以下、メキシコで13人、ソマリア9人、パキスタン7人、ロシア6人と続いた。一方、長年、ジャーナリストにとって最も危険とされてきたイラクでの死者数は、前年の16人から大きく減少して5人となった。
IFJは、ベルギーのブリュッセル(Brussels)に本拠を置くジャーナリスト労組の連合組織。(c)AFP