【12月8日 AFP】(一部更新、写真追加)イラクの首都バグダッド(Baghdad)で8日、自動車爆弾による攻撃が連続して5件発生し、内務省高官によると、これまでに127人が死亡、448人が負傷した。

 自動車爆弾2件は、内務省と労働社会問題省の施設付近でそれぞれ爆発した。また、バグダッド南部ドーラ(Dora)地区では、巡回中の警察を狙った自動車爆弾による自爆攻撃が発生した。

 最初の爆発は現地時間午前10時25分ごろ起きた。ほぼ同時に2件目の爆発が発生し、約1分後には3件目の爆発が起きた。内務省高官によれば、3件の爆発で15人が死亡、うち12人が学生だった。

 バグダッド西部マンスール(Mansour)では刑事裁判所施設を狙った自動車爆弾が爆発。さらに、市中心部のShorjah市場でも自動車爆弾が爆発した。

 イラクでの暴力行為は前月大幅に減少し、死者数も、2003年のイラク戦争以降最も少ない122人にまで減少していた。しかし、イラク政府と米軍は、来年2月のイラク総選挙に向けて攻撃が再び増加する危険性があると警告していた。(c)AFP/Ammar Karim