【11月10日 AFP】(一部更新)韓国と北朝鮮の海軍が10日、朝鮮半島西方の黄海(Yellow Sea)上で銃撃戦となった。韓国軍合同参謀本部(Joint Chiefs of Staff)が明らかにした。銃撃戦のあった場所など、詳細は明らかになっていない。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースは政府筋の情報として、北朝鮮の警備艇が黄海上の軍事境界線となる北方限界線(Northern Limit LineNLL)を越えたため、韓国海軍が警告射撃を行ったとしている。その後も北の警備艇が南下を続けたため、警備艇に向けて攻撃を加えたところ、応戦してきたという。

 鄭雲燦(チョン・ウンチャン、Chung Un-Chan)首相は国会で、「韓国側の被害はないが、北の警備艇は、炎を上げながら北に向かって引き返した」と述べた。

 NLLは1999年、2002年にも南北艦艇の交戦が行われるなど、常に潜在的な火種となっている。(c)AFP