警察官が英兵5人を射殺、アフガニスタン
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【11月5日 AFP】アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州の検問所で3日、アフガニスタン人の警官が英国部隊に向けて発砲し、英兵5人が死亡、6人が負傷する事件があった。警官は逃走した。
事件があったのはナド・アリ(Nad Ali)地区で、国際治安支援部隊(International Security Assistance Force、ISAF)に参加する英国軍兵士の大部分がここに駐留している。殺された5人は同国警察の訓練にあたっており、検問所に寝泊まりしていた。
ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は、ロンドン(London)の議会で、反政府武装勢力タリバン(Taliban)が犯行を行ったと主張していることを明らかにし、「タリバンが(犯人の)警官を利用したか、またはアフガン警察に潜入していた可能性がある」と述べた。
今回の事件は、各国の政府と軍がISAFによるアフガニスタン警察の訓練を戦争の出口戦略として推進する中、同国で8年間続いている戦争がますます複雑な様相を呈していることを物語っている。
これにより、2001年10月にアフガニスタンへの駐留を開始して以来の英兵死者数は229人となった。うち少なくとも193人が敵対行為により死亡している。今年に入って任務中に死亡した英兵は94人(アフガニスタンで93人、イラクで1人)となり、1982年のフォークランド紛争以来最悪となっている。(c)AFP
事件があったのはナド・アリ(Nad Ali)地区で、国際治安支援部隊(International Security Assistance Force、ISAF)に参加する英国軍兵士の大部分がここに駐留している。殺された5人は同国警察の訓練にあたっており、検問所に寝泊まりしていた。
ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は、ロンドン(London)の議会で、反政府武装勢力タリバン(Taliban)が犯行を行ったと主張していることを明らかにし、「タリバンが(犯人の)警官を利用したか、またはアフガン警察に潜入していた可能性がある」と述べた。
今回の事件は、各国の政府と軍がISAFによるアフガニスタン警察の訓練を戦争の出口戦略として推進する中、同国で8年間続いている戦争がますます複雑な様相を呈していることを物語っている。
これにより、2001年10月にアフガニスタンへの駐留を開始して以来の英兵死者数は229人となった。うち少なくとも193人が敵対行為により死亡している。今年に入って任務中に死亡した英兵は94人(アフガニスタンで93人、イラクで1人)となり、1982年のフォークランド紛争以来最悪となっている。(c)AFP