【10月23日 AFP】(一部更新、写真追加)パキスタン北西部族地域のモハマンド(Mohmand)地区で23日、結婚式の参列者らを乗せたバスが空軍基地の近くで対戦車地雷に触れて爆発し、少なくとも16人が死亡した。

 地雷が仕掛けられていた道路は、辺境州でイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)との戦闘を続ける政府軍傘下の民兵組織が主に利用しているという。

 モハマンド地区では、政府の治安部隊が1年以上前から、武装組織の掃討作戦を展開している。

 このほかにも同日、首都イスラマバード(Islamabad)の西方60キロにあるカムラ(Kamra)の空軍施設近くの検問所で朝の通勤時間帯を狙った自爆攻撃があり、民間人6人、空軍隊員2人の計8人が死亡し、治安部隊員15人が負傷した。ペシャワル(Peshawar)の高級街ハヤタバード(Hayatabad))地区の商業複合施設にあるレストラン前でも自動車爆弾が爆発し、15人が負傷している。

 北西辺境州では、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりを持つ武装組織による自爆攻撃や襲撃事件が相次ぎ、今月に入ってすでに少なくとも193人が犠牲となっている。(c)AFP/Lehaz Ali