【10月7日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)にある国連専門機関、世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)の事務所で5日に発生した自爆攻撃で、パキスタンのイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)系組織、パキスタン・タリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)が6日、犯行声明を出した。

 この攻撃は、軍の制服を着た自爆犯が厳しい警備下にあったWFP事務所内に侵入し自爆したもので、パキスタン人職員4人とイラク人職員1人が死亡した。

 TTPの広報担当者のアザム・タリク(Azam Tariq)氏は、AFPの電話インタビューに対し、「攻撃はわれわれが行った」と語り、今後も国内外のターゲットに対し攻撃を仕掛けていくと強調した。

 タリク氏は、「WFPは米国の計略を助長しており、(パキスタン北西部)ワジリスタン(Waziristan)などでの虐殺も静観している」と非難し、「自爆攻撃は今後も続く。米国の利益のために働くすべての個人や組織を標的にする。われわれは、国内のあらゆる場所に自爆攻撃要員を配置している」と語った。(c)AFP