【9月20日 AFP】20日、イエメン山間部の都市サーダ(Saada)にある政府施設を襲撃したシーア派の反政府勢力に対し、イエメン軍が反撃、反政府勢力140人以上を殺害し、鎮圧したと軍高官が発表した。8月11日に軍が反政府勢力に対する攻撃を開始して以来、「最も激しい戦闘」だったという。

 反政府勢力は20日午前3時ごろに、政府のサーダ州本部に3方向から攻撃を仕掛けたが、軍によって進撃を阻止された。

 イエメン政府は18日に一方的な停戦を宣言、反政府勢力側が一定の条件を受け入れれば、永続的な停戦もしうると発表していた。反政府勢力側の広報担当は、条件を検討するとしていたが、20日に再び戦闘が再燃した。

 イエメン政府は、反政府勢力の裏にはイラン政府の支援があると非難している。(c)AFP/Hammoud Mounassar