【9月17日 AFP】アフガニスタンのカブール(Kabul)で17日、北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty OrganisationNATO)主導の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)の車列をねらった自動車爆弾による大規模な自爆攻撃があり、イタリア軍兵士6人と市民10人が死亡した。カブールでの西側諸国に対する攻撃としては最悪規模の被害となった。複数の当局者が明らかにした。

 爆発は17日正午ごろ、米大使館入り口から1.5キロメートル付近の空港へ向かう混雑した道で起きた。爆発で、ISAFの車両少なくとも1台が破壊された。

 イタリア国防省はイタリア軍兵士6人が死亡、3人が負傷したと発表した。イニャツイオ・ラルッサ(Ignazio La Russa)国防相は、自爆攻撃が起きた時、イタリア軍空挺部隊員10人が武装車両2台で移動中だったと述べた。自動車爆弾に使用されたのは白いトヨタ自動車(Toyota Motor)の車とみられている。

■タリバンが犯行声明

 事件後ただちにアフガニスタンの旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)が犯行声明を出した。タリバンのZabihullah Mujahid広報担当は、AFPの電話取材に対し、タリバンが自爆攻撃を実施したと明言した。(c)AFP/Waheedullah Massoud