【8月29日 AFP】ミャンマー北東部シャン(Shan)州の中国系住民居住地区コーカン(Kokang)地区で発生した政府軍と武装勢力の衝突を逃れようと、大量の住民が避難している中国南部雲南(Yunnan)省の山間部で28日、爆弾が爆発し、1人が死亡、数人が負傷した。中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が29日、中国赤十字社(Chinese Red Cross)関係者の話として伝えた。

 チャイナ・デーリーによると、爆弾はミャンマー側から国境を越えて投げ込まれたという。中国当局や中国赤十字社からの発表は行われていない。

 国連(UN)は28日、ミャンマーの軍事政権と少数民族の武装勢力がミャンマー北東部で衝突し、中国に最大3万人の住民が避難していると発表した。

 中国の国営通信は、約1万人の避難民が出ていると述べた。避難民は、国境の町中国・南傘(Nansan)に越境してきている。(c)AFP