【8月20日 AFP】(写真追加)大統領選の投票が始まったアフガニスタンで20日、投票開始時間の直後に首都カブール(Kabul)で治安部隊と武装グループが銃撃戦となり、武装グループの2人が死亡した。地元警察が発表した。

 警察幹部によると、建物に立てこもった武装グループが警官隊に発砲し、その後、取り囲んだ治安部隊と銃撃戦となったという。同幹部は「2人の襲撃犯は死亡した。また1人を拘束し、1人は依然として行方不明」と述べた。

 犯行声明は出されていないものの、旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)は、大統領選前にカブール市内で度重なる襲撃事件を起こしている。

 目撃者によると、武装グループは建設中の3階建ての建物内に立てこもったという。前日に起きたタリバンの戦闘員による同様の建物への立てこもりと、警官隊との銃撃戦を模倣したものとみられる。

 投票の開始時間ごろには、アフガニスタン全土でロケット弾や爆発物による攻撃があったが、大きな被害は出ておらず、いまのところ投票を妨害するまでにはなっていないという。(c)AFP/Sardar Ahmad