【8月12日 AFP】クウェート内務省は11日、同国内にある米軍基地などに対する攻撃を計画していたとして、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーとみられるクウェート人6人を拘束したと発表した。

 内務省の声明によると、6人はクウェート南部のサウジアラビアとの国境に近い砂漠地帯にある米軍基地キャンプ・アリフジャン(Camp Arifjan)、および同国の治安施設や政府施設への攻撃を企てていたという。

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)に拠点を置く衛星テレビ局アルアラビーヤ(Al-Arabiya)は、攻撃は20日ごろから始まるイスラム教のラマダン(断食月、Ramadan)の期間に決行される予定だったとみられると報じた。

 米国防総省も、クウェートにある米軍基地が攻撃対象に含まれていたことを確認したが、ジェフ・モレル(Geoff Morrell)報道官は、攻撃対象がキャンプ・アリフジャンであったかどうか、容疑者がアルカイダと関連があるのか、アルカイダに触発されただけかなどは不明だと述べた。

 クウェートには現在、約1万5000人の米軍が駐留しており、イラク駐留米軍の中継基地としても使用されている。(c)AFP/Omar Hasan