【7月17日 AFP】(一部更新、写真追加)インドネシアの首都ジャカルタ中心部の2つの外資系高級ホテルで17日午前8時(日本時間10時)ごろ、2回の爆発があり、警察によるとこれまでに外国人を含む少なくとも9人が死亡、41人が負傷した。

 爆発があったホテルは、市内のビジネス地区メガ・クニンガン(Mega Kuningan)にある「リッツカールトン(Ritz-Carlton)」と「JWマリオット(JW Marriott)」。

 警察は、強力な爆弾が爆発の原因と発表した。また、午後になってマリオットホテルの客室から、不発弾が発見され、警察が処理をした。

 現地のAFP記者によると、リッツカールトンの2階のレストランの窓が吹き飛ばされているのが確認できるという。また地元テレビが取材した別の目撃者によると、同地区のPlasa Mutiaraビルのロビーが爆発で破壊されているという。

 J・W・マリオットでは2003年にイスラム武装勢力による爆発事件があり、12人の犠牲者が出ている。

■マンチェスター・ユナイテッドの選手が宿泊予定

 爆発のあったリッツカールトンには次週、アジアツアーの一環でインドネシアを訪れる予定だったサッカーのイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の選手らが宿泊する予定だった。

 事件を受けて、チーム側は17日、同国でのツアーの中止を決定した。

 一方、爆発の2時間ほど後に、ジャカルタ北部Muara Angke地区のショッピングセンターでも自動車爆弾が爆発し2人が死亡したとの報道があったが、警察はこれは爆弾ではなく、自動車のバッテリーに異常があったための事故だったと発表した。(c)AFP

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