【7月9日 AFP】(一部訂正)胡錦涛(Hu Jintao)中国国家主席は8日夜、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で発生した暴動について共産党指導部の会合を開き、「暴動に関わった者を厳罰に処す」と明言した。国営メディアが9日伝えた。

 新華社(Xinhua)通信によると、胡主席は政治局常務委員9人による会合で、新疆ウイグル自治区の安定は「最重要の緊急課題」で、「暴動の立案した者、組織した者、主要メンバー、極めて暴力的な犯罪者たちは法に従い、厳罰に処さねばならない」と語った。

 主要8か国(G8)首脳会議に参加するためイタリア・ラクイラ(L'Aquila)を訪れていた胡主席は、ウイグルの暴動を受けて8日、出席を急きょ取り止め帰国していた。

 新疆ウイグル自治区で5日に発生した暴動では、これまでに少なくとも156人が死亡、1000人以上が負傷した。(c)AFP