【6月18日 AFP】ソマリアで18日、イスラム強硬派の反政府勢力の掃討を率いていた暫定政府のオマル・ハシ・アデン(Omar Hashi Aden)国家安全保障相が、自爆攻撃を受けて死亡した。

 ソマリア当局および目撃者によると、同相のほか側近など少なくとも10人が死亡した。爆発はエチオピア国境近くの町、ベレトウェイン(Beledweyne)のホテルで発生した。

 アデン国家安全保障相死亡を発表したシェイク・シャリフ・アハメド(Sheikh Sharif Ahmed)暫定大統領は、犯行は5月初旬から政府転覆を狙った活動を強化している強硬派イスラム系武装勢力シェバブ(Shebab)によるものだと非難した。これまでのところ犯行声明は出ていない。

 前日17日も首都モガディシオ(Mogadishu)では、イスラム系反武装勢力と暫定政府軍が激しく衝突し、首都警察の長官を含む少なくとも26人が死亡した。(c)AFP/Mustafa Haji Abdinur