パキスタン軍、北西部のタリバン拠点都市ミンゴラを奪還
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【5月31日 AFP】イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の掃討作戦を展開しているパキスタン軍は30日、同国におけるタリバンの重要拠点である北西辺境州スワト渓谷(Swat Valley)の中心都市ミンゴラ(Mingora)を奪還したと発表した。
同軍は3日前にミンゴラからタリバン勢力を一掃すると宣言していた。パキスタン軍のAthar Abbas報道官は記者会見で「治安部隊はミンゴラを掌握し、現在は完全に軍の管理下にある。ミンゴラでの戦闘は終わった」と語った。
しかし、同報道官はミンゴラ周辺の、ローアー・ディール(Lower Dir)地区、ブネル(Buner)地区では政府軍とタリバンの戦闘が続いており、スワト地区における戦闘終結はまだ先のことだと述べた。戦闘地域は封鎖されているため、軍の発表内容を検証することは不可能になっている。
パキスタン政府は、約2年間にわたる同地域での武装勢力による攻撃の黒幕だとされるマウラナ・ファズルラ(Maulana Fazlullah)師に生死を問わず60万ドル(約5700万円)の懸賞金をかけている。(c)AFP/Nasir Jaffry
同軍は3日前にミンゴラからタリバン勢力を一掃すると宣言していた。パキスタン軍のAthar Abbas報道官は記者会見で「治安部隊はミンゴラを掌握し、現在は完全に軍の管理下にある。ミンゴラでの戦闘は終わった」と語った。
しかし、同報道官はミンゴラ周辺の、ローアー・ディール(Lower Dir)地区、ブネル(Buner)地区では政府軍とタリバンの戦闘が続いており、スワト地区における戦闘終結はまだ先のことだと述べた。戦闘地域は封鎖されているため、軍の発表内容を検証することは不可能になっている。
パキスタン政府は、約2年間にわたる同地域での武装勢力による攻撃の黒幕だとされるマウラナ・ファズルラ(Maulana Fazlullah)師に生死を問わず60万ドル(約5700万円)の懸賞金をかけている。(c)AFP/Nasir Jaffry