【5月10日 AFP】パキスタン軍がイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の掃討を目指して激しい攻撃を行っている同国北西部で10日、戦闘地域に取り残された住民の避難のため政府が外出禁止令を緩和したことを受けて、住民10万人以上がいっせいに避難した。

 また同日、パキスタン軍は、過去24時間以内に戦闘員ら180-200人を殺害したと発表した。

 治安部隊がスワト渓谷(Swat Valley)一帯の武装勢力の潜伏先や主要都市などに対し激しい攻撃を行う中、援助団体などは、大規模な人道的危機の発生のおそれがあるとして懸念を表明している。(c)AFP/Lehaz Ali