スリランカ大統領、「反政府勢力地域から3万5000人が避難」
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【4月20日 AFP】スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)大統領は20日、反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil Eelam、LTTE)」が最後まで抵抗を続けている支配地域から、市民3万5000人が避難を試みていると発表した。ラジャパクサ大統領はまた、LTTEの「完全敗北」は間近だとも述べた。
ラジャパクサ大統領はスリランカ軍の偵察機から撮影したビデオ映像をAFP取材班に公開し、「人びとはLTTEに逆らい、安全を求めて逃げ出している」と述べ、20日早朝から3万5000人の非戦闘員が政府の支配地域側に越境してきていることを示した。映像には、LTTEが最後の戦闘を行っている狭い範囲の地域が映し出されていた。
政府はLTTEが民間人を「人間の盾」として人質に取っていると非難してきた。大統領は「LTTEの完全敗北の課程は今始まった。彼らにとってこれですべてが終わりだ」と述べ、民間人が避難することで、政府軍による全面攻撃の最後の障害がなくなったことを示唆した。(c)AFP/Amal Jayasinghe
ラジャパクサ大統領はスリランカ軍の偵察機から撮影したビデオ映像をAFP取材班に公開し、「人びとはLTTEに逆らい、安全を求めて逃げ出している」と述べ、20日早朝から3万5000人の非戦闘員が政府の支配地域側に越境してきていることを示した。映像には、LTTEが最後の戦闘を行っている狭い範囲の地域が映し出されていた。
政府はLTTEが民間人を「人間の盾」として人質に取っていると非難してきた。大統領は「LTTEの完全敗北の課程は今始まった。彼らにとってこれですべてが終わりだ」と述べ、民間人が避難することで、政府軍による全面攻撃の最後の障害がなくなったことを示唆した。(c)AFP/Amal Jayasinghe