【4月10日 AFP】米国船籍の貨物船マースク・アラバマ(Maersk Alabama)号(1万7500トン)がソマリア沖で海賊に襲われ米国人船長が人質になっている事件で、米海軍は9日、現場海域に複数の艦艇を追加派遣したことを明らかにした。

 マースク・アラバマ号は8日ソマリア沖で海賊4人に一時乗っ取られた。海賊たちは身代金目当てで船長を救命ボートで連れ去り、現在もその身柄を拘束している。

 米海軍はすでにミサイル駆逐艦ベインブリッジ(USS Bainbridge)を現場海域に送ったほか、米連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)に海賊との交渉を支援するため交渉専門家の派遣を要請している。

 マースク・アラバマ号には米兵が乗り込み、目的地であるケニアのモンバサ(Mombasa)港に向かっている。(c)AFP/Michael Richards