女性むち打ちの映像、パキスタン当局が捜査へ
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【4月4日 AFP】パキスタン当局は3日、同国北西部、シャリア(イスラム法)による司法が認められた旧リゾート地のスワト(Swat)地区で女性がむち打ちの刑に処せられている様子を収めたビデオ映像に対する捜査を命じた。
映像は携帯電話で撮影されたとみられ、2人の男に足と肩を押さえられたブルカ姿の女性が叫び声を上げる中、ターバン姿の男に34回にわたってむちを打たれる様子が記録されていた。
スワト地区では2月、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)を支持するイスラム教聖職者とパキスタン政府との間で、同地区の司法制度としてイスラム法を唯一のものとして採用する協定が結ばれた。
これに対し国際社会からは、タリバンと国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の拠点であるパキスタン北西部一帯の武装勢力を増長させることになるとして懸念の声が上がっていた。(c)AFP/Sami Zubeiri
映像は携帯電話で撮影されたとみられ、2人の男に足と肩を押さえられたブルカ姿の女性が叫び声を上げる中、ターバン姿の男に34回にわたってむちを打たれる様子が記録されていた。
スワト地区では2月、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)を支持するイスラム教聖職者とパキスタン政府との間で、同地区の司法制度としてイスラム法を唯一のものとして採用する協定が結ばれた。
これに対し国際社会からは、タリバンと国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の拠点であるパキスタン北西部一帯の武装勢力を増長させることになるとして懸念の声が上がっていた。(c)AFP/Sami Zubeiri