北アイルランド英軍基地の銃撃事件、「真のIRA」が犯行声明
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【3月9日 AFP】英国・北アイルランドの英陸軍基地で7日夜、兵士2人が襲撃を受け死亡した事件で、カトリック過激派アイルランド共和軍(Irish Republican Army、IRA)の分派「真のIRA(Real IRA)」のメンバーを名乗る男から、8日、新聞社に電話による犯行声明があった。男は電話の会話で暗語を用いたという。
「真のIRA」は、プロテスタント強硬派政党「民主統一党(Democratic Unionist Party、DUP)」とIRAの政治組織「シン・フェイン(Sinn Fein)党」による連立自治政府に反対を表明している武装グループ。
1998年の包括和平合意以来、北アイルランドでは目立った暴力事件は発生しておらず、宗派間抗争で犠牲者が出たのは12年ぶり。事件で紛争再燃の懸念が高まっている。北アイルランド紛争では、30年間で3000人あまりが犠牲となっている。
襲撃事件について、シン・フェイン党のマーティン・マクギネス(Martin McGuinness)副首相は、「わたしもかつてIRA戦闘員だったが、もはや戦争は終了している。事件を起こした者たちは戦争再開を狙ったのだろうが、彼らにそのような権利はない」と犯行を非難した。(c)AFP/Eamonn Mallie
「真のIRA」は、プロテスタント強硬派政党「民主統一党(Democratic Unionist Party、DUP)」とIRAの政治組織「シン・フェイン(Sinn Fein)党」による連立自治政府に反対を表明している武装グループ。
1998年の包括和平合意以来、北アイルランドでは目立った暴力事件は発生しておらず、宗派間抗争で犠牲者が出たのは12年ぶり。事件で紛争再燃の懸念が高まっている。北アイルランド紛争では、30年間で3000人あまりが犠牲となっている。
襲撃事件について、シン・フェイン党のマーティン・マクギネス(Martin McGuinness)副首相は、「わたしもかつてIRA戦闘員だったが、もはや戦争は終了している。事件を起こした者たちは戦争再開を狙ったのだろうが、彼らにそのような権利はない」と犯行を非難した。(c)AFP/Eamonn Mallie