【2月11日 AFP】スリランカ政府軍と反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ（The Liberation Tigers of Tamil Eelam、LTTE）」との戦闘が続く同国北西部Putumattalanで9日、簡易医療施設が砲撃され、患者16人が死亡した。赤十字国際委員会（International Committee of the Red Cross、ICRC）が10日、発表した。

　16人は、他の施設から避難してきた市民だという。砲撃がLTTEによるものかどうかは不明。

　またスリランカ政府によると同日、LTTEの勢力下にある地域から脱出しようとした約1000人の市民にLTTEが発砲し、女性5人と子ども2人を含む19人が死亡、75人が負傷したという。

　大規模な掃討作戦でLTTEを追い詰めている政府軍は、LTTEが一般市民を「人間の盾」にしていると非難している。(c)AFP/Amal Jayasinghe