【1月14日 AFP】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に空爆を行い、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)はイスラエル南部にロケット弾攻撃を行う――。こうした状況の中で、ガザ地区とイスラエル南部との境界付近に住むある一部の人びとは、あらゆる手段を用いて連絡を取り合っている。

 携帯電話のテキスト・メッセージや電子メール、ガザ地区に電力が供給されている時は電話など、境界を挟んで暮らす友人たちは、こうした手段を使って目と鼻の先で起きている事態の最新情報を直接得ている。

 ガザ地区と境界を接するイスラエル南部スデロト(Sderot)に20年住んでいるビジネスマンのEric Yellinさんは、前年12月27日にイスラエル軍による攻撃が開始されて以来、ガザ地区側との連絡は制限されていると語る。

 Yellinさんは、ガザ市(Gaza City)に住むパレスチナ人と共同でブログを運営している。「Hope Man(希望の男)」ことYellinさんと「Peace Man(平和の男)」ことこのパレスチナ人男性は、1年以上にわたって「Life must go on in Gaza and Sderot(何が起ころうともガザとスデロトで生きていかなければならない)」というブログを続けているという。(c)AFP/Hazel Ward