【1月9日 AFP】レバノンのイスラム教シーア(Shiite)派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)は8日、同日発生したイスラエル北部へのロケット弾攻撃についての関与を否定した。一方、この攻撃によってパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)における戦闘の第二戦線が開かれるとの懸念が高まる中、レバノン政府は調査に乗り出した。

 レバノンのモハメド・フネイシュ(Mohammed Fneish)労働相はAFPに対し、「ヒズボラはロケット弾攻撃についてはなにも知らない。ヒズボラが、自ら起こした行動を認めることに対してちゅうちょしないのは周知のことだ」と語った。同相は、レバノンの連立政権内でただ1人のヒズボラからの閣僚。

 同相はさらに、ロケット弾攻撃とほぼ同時にイスラエルが反撃を行ったという事実は「さまざまな疑問を呼んでいる」とした上で、「われわれは、攻撃の実行者についての調査結果が出ることを待ち望んでいる」と語った。(c)AFP/Jocelyne Zablit