【1月8日 AFP】インドネシア・中スラウェシ(Central Sulawesi)州パル(Palu)で8日、イスラム系学生らが米ファーストフード大手「ケンタッキーフライドチキン(Kentucky Fried ChickenKFC)」店舗前で、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)攻撃に対する抗議活動を行った。

 パレスチナ国旗を手にKFC店舗前に集結したした学生ら300人あまりは、イスラエルを「テロリスト犯罪国家」と糾弾するプラカードを掲げ、米国やイスラエル国旗のマークを燃やした。

 その後、一部の学生らがKFC店内に乱入し、テーブルや椅子をひっくり返すなどした。

 抗議活動を主導した学生は、KFCを抗議の対象としたことについて、「KFCはイスラエルの重要な同盟国である米国のチェーン店だ。米国製品を消費することは、パレスチナ市民に武力攻撃を加えているイスラエルを経済的に支援することになる」と説明した。

 襲撃されたKFC店舗は一時閉鎖したが、9日には経営を再開できる見通しだという。(c)AFP