【1月8日 AFP】イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)攻撃開始から13日目の8日朝、イスラエル北部ナハリヤ(Nahariya)にレバノン南部からロケット弾3発が着弾、2人が軽傷を負った。

 イスラエル軍報道官はAFPに、「レバノンからのロケット弾の発射地点に直接反撃した」と述べた。

 また、軍関係者は砲弾5発を発射したと語ったが、使用した武器の種類は明らかにしなかった。

 一方、レバノン軍報道官によると、ロケット弾2-3発がレバノン南部から発射され、イスラエルはロケット弾5-6発を発射し反撃したという。

 レバノンのシーア(Shiite)派イスラム原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)指導者は7日、イスラエルに対し「あらゆる可能性」が開かれていると警告していたが、ヒズボラ報道官は今回の攻撃について確認がとれていないとしており、同組織幹部も「報告を検証中だ」と語るにとどまった。

 イスラエルとヒズボラは2006年に、34日間交戦している。

 2007年6月17日には、レバノンからイスラエル北部に向けロケット弾が発射され、キリヤトシュモナ(Kiryat Shmona)に着弾したが、負傷者はなかった。

 この発射については、ヒズボラとイスラエル双方が関与を否定し、イスラエルはパレスチナの無名組織によるものと非難していた。(c)AFP