【1月4日 AFP】(一部更新)イスラエル軍は3日夜、パレスチナ自治区ガザ(Gaza)への地上進攻を開始した。発生から2週間目に入った今回のガザ攻撃はイスラエルにとって2006年のレバノンでの戦争以来最大規模の軍事作戦になった。

 地上部隊が境界を越えてガザに入った後、戦車の攻撃を受けた燃料保管所が炎上したほか、ヘリコプターが十数か所の目標を攻撃した。

 イスラエル軍の戦車はガザ市(Gaza City)付近とガザ地区北部のベイトラヒヤ(Beit Lahiya)、ジャバリヤ(Jabaliya)で戦闘中だと伝えられている。目撃者によればガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の部隊は迫撃砲とロケット弾で反撃しているという。

 フランスをはじめとする国際社会はイスラエルに対する批判を強めており、国連安保理(UN Security Council)はこの問題について緊急会合を呼び掛けた。約150万人が暮らすガザ地区は食糧とエネルギーが欠乏し人道的に危機的な状況にある。(c)AFP/Sakher Abu El Oun and Mai Yaghi