【1月3日 AFP】スリランカの主要都市コロンボ(Colombo)で3日、爆発が発生し、少なくとも3人が負傷した。

 警察によると、爆発が起きたのはコロンボの商業地区ペター(Pettah)にあるモスクの外で、負傷した3人は病院へ搬送された。コロンボ国立病院(Colombo National Hospital)のプラサド・アリヤワンサ(Prasad Ariyawansa)院長によると、3人とも軽傷だという。

 現場では車両2台が損壊、付近の商店のガラスは砕け散った。この爆発について犯行声明は出されていない。

 コロンボでは前日の2日にも空軍基地を狙った自爆テロが発生していた。これついてスリランカ政府は反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Tamil TigerLTTE)」の犯行だと非難している。2日の自爆テロ発生の数時間前にスリランカ軍はLTTE支配地域の首都機能を担っていたキリノッチ(Kilinochchi)を制圧したと発表していた。政府軍は3日も掃討作戦を続けている。

 LTTEは自爆テロを攻撃の常とう手段としている。前月28日に8人が死亡した同様の攻撃の犯行も、LTTEが行った疑いがもたれている。(c)AFP