【12月29日 AFP】アフガニスタン東部ホースト(Khost)州で28日、地元政府の建物を狙った自動車による自爆攻撃があり、子ども14人を含む16人が死亡した。

 同国に駐留する北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty OrganizationNATO)主導の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)によると、攻撃があったのは同州Mando Zayi地区(別名Ismail Khail地区)。標的となった建物内では、地元指導者らが治安問題と来年の選挙について協議していたという。

 地元警察によると、巻き添えとなった子どもたちは現場近くで終業式を行っていたという。

 これまでのところ、この攻撃をめぐる犯行声明は出されていないが、アフガニスタンでは旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)による同様の自爆攻撃が相次いでおり、地元政府はタリバンを非難している。

 同日、南部Tirin Kotでも仕掛けられた爆弾が爆発し、ISAF所属のカナダ軍兵士1人が死亡。また、カンダハル(Kandahar)でも爆発があり、カナダ軍は兵士2人が死亡したと発表した。パンジュワイ(Panjwayi)地区でも、アフガニスタン人警察官と通訳それぞれ1人が、襲撃で死亡した。(c)AFP