【12月22日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は22日、イスラエルとの24時間の停戦に合意した。一方で、イスラエルが、ガザにあるハマス拠点への攻撃を開始した場合には、自爆攻撃を再開すると警告した。

 AFPの取材に応じたハマスのアイマン・タハ(Ayman Taha)報道官によると、ハマスとガザ内で活動するその他の武装グループらは、「エジプトからの援助物資と引き換えに、エジプトの仲介による24時間の鎮静化」を受け入れた。

 しかしタハ報道官は、イスラエルがガザ地区に対する大規模な攻撃を行えば、ハマス側は自爆攻撃を再開すると述べた。イスラエルは同日、ガザ地区からのロケット弾発射を止めさせるため、あらゆる大規模な攻撃に国際支援を取り付けようと大々的な運動を開始している。

 前週19日にイスラエルとハマスによるガザ地区内外での停戦が期限切れを迎えて以降、両者間の緊張は高まっている。(c)AFP/Sakher Abu El Oun