【12月19日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の軍事部門イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades)は、現地時間19日午前6時(日本時間同午後1時)過ぎ、エジプトの仲介で6月に成立した停戦が正式に終了したと、ウェブサイトで発表した。

 ウェブサイトの声明は、「停戦は期限切れを迎え、延長はされない。シオニストの敵が(停戦)条件を尊重しないためだ」と述べ、責任はイスラエル側にあるとしている。

 これに先立ってハマス報道官は18日、ハマスは「パレスチナの人々に対するシオニストの攻撃に反撃する権利、義務がある」と述べ、ハマスは「現実の状況に合わせて」行動すると表明していた。

 一方、イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相の報道官は同日、内閣が21日に状況を検討し、「エジプトとの協議結果を尊重して」対応すると述べている。(a)AFP/Adel Zaanoun