「襲撃犯に人質生かす気なかった」、ムンバイ掃討作戦の指揮官語る
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【12月1日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)で起きた同時襲撃事件で、武装グループの掃討作戦を指揮した国家治安警察隊(National Security Guard、NSG)の指揮官は11月30日、武装グループには人質を生かしておく意図は全くなかったとの見方を示した。
NSGのJ. K. Dutt隊長は記者団に、人質を取ってタージマハル・ホテル(Taj Mahal Hotel)とトライデント・ホテル(Trident Hotel)に立てこもった武装グループ側からは、「要求は一切なかった」。このため、ホテル内で行われた全ての「無差別殺りく」は、NSG部隊が突入する以前に行われたものだとしている。
また、タージマハル・ホテルに立てこもった武装グループのメンバーがホテル内を自由自在に移動していたことから、内部の構造を熟知していたとみられると指摘した。
Dutt隊長によると、武装グループは特殊部隊の攻撃に対し、カーテンに火をつけて部隊をかく乱し、移動して新たな場所に身を隠すという戦法で対抗したため、人質の人命を第一に考えた結果、掃討作戦の遂行は困難を極めた。そこで、ホテル外部の隊員に窓を確認するよう命じ、カーテンに火がつけられた瞬間にその部屋に手りゅう弾を投げ込み、一斉射撃を行ったという。
また、武装グループはよく訓練されていたようで、常にホテル内を移動し居場所を特定するのが困難だったこと、制圧後に確認した死体はとても引き締まった体躯をしており、まとまった期間訓練を受けていたとみられることなども明かした。(c)AFP
NSGのJ. K. Dutt隊長は記者団に、人質を取ってタージマハル・ホテル(Taj Mahal Hotel)とトライデント・ホテル(Trident Hotel)に立てこもった武装グループ側からは、「要求は一切なかった」。このため、ホテル内で行われた全ての「無差別殺りく」は、NSG部隊が突入する以前に行われたものだとしている。
また、タージマハル・ホテルに立てこもった武装グループのメンバーがホテル内を自由自在に移動していたことから、内部の構造を熟知していたとみられると指摘した。
Dutt隊長によると、武装グループは特殊部隊の攻撃に対し、カーテンに火をつけて部隊をかく乱し、移動して新たな場所に身を隠すという戦法で対抗したため、人質の人命を第一に考えた結果、掃討作戦の遂行は困難を極めた。そこで、ホテル外部の隊員に窓を確認するよう命じ、カーテンに火がつけられた瞬間にその部屋に手りゅう弾を投げ込み、一斉射撃を行ったという。
また、武装グループはよく訓練されていたようで、常にホテル内を移動し居場所を特定するのが困難だったこと、制圧後に確認した死体はとても引き締まった体躯をしており、まとまった期間訓練を受けていたとみられることなども明かした。(c)AFP