【11月22日 AFP】2006年に発覚した英国発米国行き旅客機7機に対する同時自爆テロ未遂事件の首謀者とされる英国籍のラシド・ローフ(Rashid Rauf)容疑者が22日早朝、パキスタン北西部で米軍のミサイル攻撃によって死亡した。現地の治安当局幹部が明らかにした。

 この幹部によると、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部の部族地域、北ワジリスタン(North Waziristan)地区に対し米軍が行ったミサイル攻撃で、旅客機テロ未遂の計画を立案したとされているローフ容疑者とエジプト人のアルカイダ工作員、アブ・ズバイル・ミスリ(Abu Zubair al-Misri)容疑者が殺された。

 ローフ容疑者は身柄引き渡しに関する手続きを待ち、パキスタンの警察にこう留されていた2007年12月に脱走していた。(c)AFP/Rana Jawad